日本人と比べるとドイツ人の距離感(パーソナルスペース)は近いです。
ビジネス上のやり取りなら日本と変わらず接することができますが、友達・知人関係になるとグッと近くなります。
そういった感覚に未だ慣れることができません。
挨拶のハグ?
親交の深い関係なら、挨拶するときに握手ではなくハグをします。
いつも迷うのが、久しぶりに知人に会ったときに
この人はハグなのか?握手なのか?
ということです。
ちょっと仲良いけどハグまでする仲なのか、そういった距離感がつかめません。
ハグをするのは、男性、女性はあまり関係ありません。
僕はいつも相手の出方を見ながら接しています。
南ヨーロッパなら、あいさつ代わりにチークキスをすることも多く、人との距離感はもっと近いと思います。
挨拶の違いが距離感の違いにも現れていると感じています。
言葉の使い方
ドイツ語にも敬語のような、初対面の人やビジネスで使う丁寧な言葉があります。
しかし、日本のように年上の人に対して用いる敬語とはニュアンスが違います。
親しい仲になれば、年上の人であろうと友達と接するように話すようになります。
いつも戸惑うのは、
診療所でマッサージ師としての仕事中にどういう接し方をするか。
ということ。
丁寧な言葉を使うのか、砕けた話し方をするのか。そういった境界線は未だにつかめません。
初対面の挨拶で相手側から、名前を言われたら砕けた話し方になることが多く、苗字で挨拶すれば丁寧な話し方をすることが多い印象です。
敬語という文化では、韓国は日本と似ていると思います。(韓国人から聞いた話です)
言葉の使い方、使い分けも難しいなと感じています。
まとめ
日本人のパーソナルスペースはドイツの人達に比べると遠いですし、そういった距離感に慣れるまで時間がかかります。
もちろん個人差があるので、はっきりと区別することはできませんが、挨拶の文化や言葉の文化というのが影響しているのではないかと思います。
ドイツに住んで5年目を迎えますが、そういったことに未だに戸惑うこともあります。