海外でスポーツトレーナーになる方法

今回は海外でトレーナーになるには。という内容を紹介します。

まず、トレーナーといっても治療やリハビリを行うメディカルトレーナーパフォーマンスアップ向上を行うフィジカルトレーナーに分けられます。

今回はメディカルトレーナーについて

海外でメディカルトレーナーになるには現地の資格を取ること人脈を通じで直接採用されること日本から定期的な派遣として海外へいくこと。

この3パターンがあります。それぞれのメリット、デメリットを含めて紹介していきます。

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海外でトレーナーになる方法①:現地の資格を取る

一番王道の道です。

ヨーロッパ圏内ではメディカルトレーナーの役割は理学療法士が担っています。

ドイツなら理学療法士の資格取得までの期間は3年(ドイツ語を勉強する期間を含めると合計5年くらいは必要となりそう)、もしくは日本の理学療法士の免許からの書き換えという事になります。

資格取得のメリット

国から認められた資格を取得できる。

これは理学療法士として仕事を選ぶことができるようになります。

チーム専属で働く、診療所のみで働く、チームと診療所の両方で働く。

もしくは開業する。

資格があればいろいろな働き方を選べます。

これはすごく重要な事。

私はチーム専属で働きたい!と考えている方もいるでしょうが、チーム専属で何歳まで働かをプランしていますか?

結婚、子どもができたら同じような働き方はできるかどうか。もし、チームと契約を更新できない場合仕事が無くなる可能性もあります。

そうなった時に仕事を選べるかどうかはとても重要になってきます。

資格取得のデメリット

取得までに時間、お金がかかる。

お金は何とかなるかもしれませんが、時間は取り戻すことが出来ません。

永住する覚悟が決まっているなら問題ありませんが、何年か後には日本へ帰る。と考えている方にはそこまでの時間を費やす必要があるか検討しないといけません。

海外でトレーナーになる方法②:人脈を通じて直接雇ってもらう

いわゆるコネでの就職ということです。

現在、ヨーロッパでトレーナーとして活躍している日本人の方々はこのルートが多いのではないかと思います。

例えば、

選手との専属契約を通じてチームに雇用されるようになった、監督や選手と知り合って雇用されるようになった、僕のように仲介会社を通じて雇用されるようになった場合などです。

人脈を通じて就職のメリット

現地での資格取得など時間を短縮してチームで働ける。

時間を短縮できるのは大きなメリット。

ましてやそこそこ大きなチームとなるとメディカルトレーナーを公募してるわけではありません。公募していても現地の資格を持った人に職が与えられます。

なので全てをスキップできる人脈を通じて就職することは誰しもが夢見る事であります。

僕もそのうちの一人でしたし、紆余曲折もありながら3シーズン目にして運よく就職することが出来ました。

人脈を通じて就職のデメリット

契約満了になれば仕事が無くなり、最悪の場合帰国

受け入れてくれた人がチームから去れば立場が危うくなり、契約満了になる可能性もあります。

もしくはチーム状況が悪くなり、人員整理につき契約満了。

なんてことも考えられます。

契約満了になれば運よく仕事を見つける事ができればよいですが、現地の資格を持っていなければとても難しいです。

そしてなんといってもビザの問題があります。

ドイツの場合、就労ビザを取得して2~3年は認められた職場でしか働けません。

もし契約満了になって職場を変える場合は、労働許可の再申請や許可が下りるまで仕事ができないという状況に陥っていしまいます。

労働許可もすぐには降りないのでなかなか大変です。

人脈を通じて就職はメリットも大きい分、デメリットも大きいです。

雇用のチャンスがなかなか回ってこないというのもデメリットではありますね。

海外でトレーナーになる方法③:定期的に出張で海外へ

これは日本で仕事をしつつ、海外で活躍する選手と契約して年に数回海外へ行くというパターン。

日本で仕事をしたいと考えている人には良いと思います。

選手と個人契約でも、会社を通じて派遣という形でも良いでしょう。

定期的に海外へ行く場合のメリット

日本で生活の拠点を作れることや失敗したときのリスクが少ない。

もし現地の選手も併せて治療するようになれば、その選手とも仕事ができるようになります。

定期的に海外へ行くデメリット

正直、思いつきません

しいて言うなら年に何回か時差ボケになるくらい。

海外に籍を置いて活動したいのなら多少の不満もあると思いますが、日本に住めるならそれに越した事はないですね。

自分が実際に選手と契約もしくは会社から派遣される人材になるには運も努力も必要だとは思います。

まとめ

今回は海外でトレーナーになる為のパターンを3つ挙げました。

僕は今の状況だから言えますが、海外に籍を置いて活動したいのであれば現地の資格を取得する事をお勧めします。

1,2年で日本に帰る事を考えていたのですが、実際その時になれば何も得ていないことに気づきます。

そして、もう少し長く滞在したいと思ってもビザの問題に直面します。

長期的に考えれば考えるほど現地の資格を取得するのが良いと最近は思うようになりました。