今回は1月末から2月頭にかけて帯同した1週間のポルトガル遠征を紹介します。
1週間のスケジュール
土曜日にポルトガルのアルガルベ地方に出発し、翌週の土曜日に家に着くというスケジュール。
8日間の間に試合は2回、練習は11回でした。
6日のうち2部練習があったのは3日間、それ以外は半日移動や半日オフです。
メディカルトレーナーとしてのスケジュール
練習前はテーピング等の簡単な処置、昼休憩や夕食後は治療時間として働きます。
例外として食事前に時間があれば治療するということもありました。
休憩が無い日もあり、体力も必要になります。
苦労したこと
今回の遠征で苦労したことはコミュニケーションです。
ドイツ語ができないことが原因ではありません。
選手と監督との間に入ってうまくコミュニケーションを取れなかったことがあり、
僕だけに迷惑が掛かるならまだしも他の人にも迷惑が掛かりました。
どんな仕事でも人間関係が大事。こうやって信頼を失い、仕事を失うのだと冷汗。
また、1週間も普段とは違う環境で生活をしていれば体調に不調を訴える人もいます。
その時に適切な対応が出来ていたかと思うと、まだまだ…
治療以外の生活面でのサポートもできるようになる。という新たな課題も見つかりました。
いろいろなことが重なりすぎて今回の遠征では寝れない日が続きました。
新たな課題を見つけることができたので充実した日々を過ごせたのではないかと思います。
女子ブンデスリーガのトップレベルを知る
ブンデスリーガでも優勝常連、ヨーロッパでもトップ4に入るチームの内情を知れたのも大きな収穫となりました。
同じアルガルベ地方で12日間に渡り遠征をしていました。
チームの内情を知るには裏方の人間が何人帯同しているのか。ということで測る事ができます。
そのチームは
理学療法士4人、医者1人、用具係2人、メディア担当3人の大所帯。
僕のチームは
理学療法士2人(うち1人は僕)、メディア1人。
おそらく、男子ブンデスリーガチームに引けを取らないくらいのチーム規模。
ヨーロッパ1番を目指すチームは違いました。
こういった女子のトップレベルのチーム事情を知れたのも今回の大きな収穫となりました。
まとめ
1週間の遠征は心身共に疲れますが、普段隠れている課題も浮き彫りになった1週間でした。
同時に選手ファーストの考え方も、どこで境界線を引くかということも迷いました。
女子ブンデスリーガ12チーム中冬に遠征をしたのは4チーム。改めて環境には恵まれていると感じました。