いろいろな働きかた

日本で働いていたときは、5日出勤・週休2日もしくは5.5日出勤・週休1.5日というのが当たり前でした。また、週1日休みだけということもよく聞きました。

しかしドイツで実際に働く、もしくは友人から話を聞くと時間の概念に違いがあったので紹介したいと思います。

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週何時間働くのか

雇用契約書には「週何時間、時給は何€」というのが記載されています。

5日×8時間なら週40時間、時給20€といった具合です。

全員が40時間働くわけではなく、35時間の人もいれば30時間の人も、20時間の人もいます。

ドイツに来て働きかたや働く時間を選択できることには驚きました。

週5日勤務、週6勤務という考え方とは違うので、「何時間働いたから今日は終わり。」という主張をすることも可能です。

※全員が当てはまるわけではありません。

僕の契約は週25時間と決められていますが、試合は週末にあったり、休みが無い週もあったり、オフシーズンもあるので契約書通りの勤務時間ではありません。

僕の友人は週3日のみ働いている人、妻が妊娠したので仕事を休んでいる人もいます。

ドイツは残業が無いと思われがちですが、会社によっては残業もあります。

就労時間が越えた分、他の日は早上がりして就労時間を調節する会社もあります。

見たり聞いたりした経験から、人それぞれ働き方があるのと、それを選ぶことができる文化だと感じています。

副業も可能

1週間の最大労働時間(週48時間)を越えなければ副業も可能で、副業として申請すれば月450€(約5万ほど)未満なら税金が掛かりません。

その代わり、月450€以上の収入になる場合は税金がかなり引かれます。

3つの仕事を掛け持ちしようとして、労働許可申請を行った際、外国人局で労働時間を調整しないと申請できないと言われた経験もあります。

よくスポーツトレーナーの求人で、プロサッカーチームのユースカテゴリーで月450€で副業として募集しているのを見かけます。

僕は応募・面接の経験がありますが、勤務内容は週2回練習、週末試合、年1回1週間の遠征でした。

雇用側も月450€までなら払う税金も少ないので、ユースカテゴリーは正社員雇用の人もいますが、こういった求人も多いです。

日本の場合はどうでしょうか?

正社員の人が多い印象です。少なくとも僕の周りにはアルバイト契約でユースカテゴリーのトレーナーをしている人は居ません。(スクールなどは別)

まとめ

「月いくら稼いでる?」とよくある質問も「時給いくらで働いてる?」と質問されます。

時間で働くという概念が強い印象です。なので、交渉の時は時給何€か前もって計算しないと話についていけません。

雇用という面では日本ほうが良いかもしれませんが、選択するという面ではドイツのほうが優れているような気がします。

ちなみに、ドイツは土日働いていない!みたいなイメージもありますが、働いている人もいます!!

自営業か会社員かによって違いますし、好き好んで働いている人もいれば、働かざるを得ない人もいるのが実際のところです。

ドイツで働けて良かったのは、いろんな働きかたを知れたことや今の働きかたは自分で選んでいるという意識が強くなったことです。