男子・女子ブンデスリーガチームのアウェー戦に向けた移動手段、人数の違い

今回、フライブルクに向かうバスの運転手は男子チームのバスを担当している方だったので、男子チームのアウェー事情を聞きました。

やはり女子チームとは違い大所帯で、比較しながら紹介していきます。

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アウェー戦へ向けた移動手段

女子チームの場合

全てバス移動です。

フランクフルトからだと、ブレーメン、ポツダムが遠い位置にあり、6時間ほどかかります。

途中で休憩を挟みながら目的地へ向かうのですが、渋滞に巻き込まれるとそれ以上に時間がかかります。

ここ最近ではバス内でもマスクを着用しているので、休憩も多くとるようになり、今までよりも到着まで時間がかかっています。

残りのシーズンのアウェー試合は長旅になるポツダムとバイエルンミュンヘン。

チームによっては飛行機で移動する場合もあるそうです。

男子チームの場合

飛行機、新幹線、バスを利用します。

フランクフルトからアウェー戦へ向けては近場を除き、バスで移動することはほとんどありません。

コロナ禍では少し変わっているかもしれませんが、フランクフルトから300km離れたヴォルフスブルクは飛行機で移動しているとのことでした。

バスは荷物だけを載せて現地で合流する形です。

バスの駐車場所もホテルに駐車している女子チームとは違い、男子チームはスタジアムに駐車しているとのこと。

バズの造りも異なります

男子チームのバスは、自動で切り替えられる足置き兼テーブル・ドリンクホルダー、バスの真ん中にはコーヒーやティーを作れる小さなキッチンスペースがあります。

女子チームのバスは、足置きは固定、真ん中の出入り口にコーヒーマシンが置いてあり、キッチンスペースはありません。(不憫はありません。)

コンセント、USBソケット、トイレは女子チームのバスにもついています。

女子チームのバスはシーズン開始当初からWiFiが接続できるとの話がありますが、未だに繋がったことはありません…

アウェー戦の帯同人数

女子チームの場合

26~30人でアウェー戦へ向かいます。

なぜこの人数かというと、バスの席数が30席しかないからです。

18人の選手、監督、コーチ、ゴールキーパーコーチ、フィジカルコーチ、理学療法士、メディアスタッフは全9人、ドクターも前泊する場合は合計28人で試合会場へ向かいます。

荷物も試合会場に到着後、選手・スタッフ含めて更衣室へ運びます。

女子チームのなかでもチームによってはバスとは別にもう一台車を出して、選手のバスが到着する前に荷物を搬入しているチームもあります。

男子チームの場合

正確な人数は不明。

しかし、バスに乗る人数(おそらくMax30人ほど)に加えて、数台の車で現地に向かっているとのことです。

バスの運転手から聞いた話では、

「最近試合に持って行くものが増えて、自転車エルゴメーターも持っていったりしているよ。」とのことでした。

写真のメディカルボックスは男子チームの場合は3つ試合に持って行くとのことです。(女子チームは1つ)

このメディカルボックスはとても重くて、段差があると2人がかりで持ち上げないといけないので結構大変。

ちなみに、女子チームの一部の人からはジョゼッペと名付けられています。僕はそう呼んでいないですが…

男子チームのバスの運転手から聞いた裏話

夜に開催される試合で、飛行機での帰路は急ぎ足。

フランクフルト近郊の空港を利用する場合、着陸時間が22時もしくは23時と決まっているみたいで、その時間に間に合うように飛行機に乗ってフランクフルトに帰ってこないといけないとのことでした。

さらにドーピングコントロールが長引けば、時間ギリギリになってしまうようです。

そういった場合は、選手を乗せたチームバスだけ先に出発し、検査を受ける選手は後から車で送迎してもらうとのこと。

そんな話を試合出発前に運転手としていると、見事にフライブルクでドーピングコントロールに当たりました。

ちなみに、女子チームはバス移動なので選手が終わるまで待ちます。