ドイツで仕事をしているので何か特別な技術を持ってますか?と聞かれることが多い。
具体的には特殊なマッサージ方法、サッカーの特別なテーピングはありますか?などです。
今回はそういった内容を記事にします。
ドイツのサッカーチームで治療家として働くには何か特別な技術が必要?
特に必要ありません!
日本以外で日本のことを行うだけで、その場所で特別な技術になります。
実際に僕は特別な技術や知識をもっていません。
しかし、特別な技術を持っていれば武器が1つ増えるのであるに越したことはないでしょう。
そういったことも考えると、日本の鍼灸はチャンスがあります。
ドイツで鍼灸を行うにはハイルプラクティカーという資格や理学療法士の場合はドライニードリングの研修を受ける必要があります。
無資格の場合、日本の資格での鍼灸は医師の管理下でということになるので限られた場所だけになるでしょう。
ドイツは医療先進国!
なにか凄いことをしている?
という風に思われている方もいるかもしれませんが、実際は日本とも大きく変わりません。
インターネットが普及し、いつでもどこでも調べられる時代。
そういう時代だからこそ周りとの差は大きく開くことはないでしょう。
日本人の強みは繊細さや勤勉さ。
ドイツに来てみると強みになったりもします。
なので日本人であることが特別な部類に入ることが大いにありえます。
ドイツのサッカーチームで特殊なマッサージ方法はしている?
特殊なマッサージはしてません。
日本でもありふれたマッサージです。
他の日本人と比べられるとまだまだ下手だろうなと思うこともあります。
仕事で大事にしている事は、コミュニケーションです。
足首が痛い、太ももが突っ張る
などと言われたときは、「どこの場所が痛いのか」を明確にするようにしています。
そして「なんで痛いのか。」、「どうすれば良くなるのか。」などシンプルなことを伝えるようにしています。
目の前の人が何を求めているのか、この人に身体を任せられるかなどをコミュニケーションを通じて医師の連携を図ることの方が技術よりも大切なのではないかと思います。
ドイツのサッカーチームで特殊なテーピングはある?
特殊なテーピングはあるとは思うけど、従来通りのテーピングでも十分事足ります。
僕は従来通りのテーピングを行っています。
テーピングで大事なところは「固定できている事」です。
ここさえクリアできれば問題ありません。
チームの練習を担当する理学療法士は提携している診療所からも来ます。
あの人テーピングできないんだよね
そんな話も選手からよく聞きます。
その中には技術的な問題もあれば、明らかにコミュニケーション不足から生じている問題も。
基本的な技術を身につけていれば、その他はコミュニケーションの問題。
・いつもはどうして巻いているのか?
・今日のテーピングは緩かった?きつかった?丁度良い?
めちゃめちゃ緩かったなんて言われた日にはすごく落ち込みますが…
それでもフィードバックを貰うことが大事。
すごく上手な人は1回で相手の求めているテーピングを遂行できるでしょうが、僕は毎回聞くようにしています。
修正点があれば次回訂正するようにして、選手がフィットするテーピングを探します。
こういった考え方の為、特別なテーピングはしていないです。
どういったテーピングを選手が求めているのか。
先ほどと同じ内容ではありますが、求められているものを提供する。
それに+αすることでその人にしかできないものとなります。
まとめ
ドイツのサッカーチームで治療家として働くには何か特別な技術が必要?
という事ですが、特別な技術は必要ありません。
しかし、特別な技術を持っていれば武器が増えるので持っているほうがいいでしょう。
それよりも大事なことはコミュニケーションです。