男子サッカーに引き続き、サッカ女ー子ブンデスリーガもシーズン再開が決まりました。
それに伴ってドイツサッカー協会から全46ページからなる衛生ガイダンスが発表されました。
チームで練習、試合の対策はもちろん、試合当日の選手、メディアの流れまで決められています。
手指消毒、症状の確認など衛生管理はどの項目でも記されていて、常に気をつけなくてはいけません。
今回はそのガイダンスを抜粋して簡単に紹介します。
試合の際
試合開始まで
・週2回試合があるときは自動的に2回受けることになるが、シーズン中は毎試合前、週2回テストを行う。
・ホームチームはそれぞれ自家用車でスタジアムへ、アウェーチームはバスを分けてスタジアムへ入り、移動時はマスクを着用して距離を保つように気をつける。
・スタジアムに入るときは手指消毒、症状の確認や体温測定が実施される。
・ホーム、アウェーチームの更衣室までのルートを分けるなどインフラを整理する。更衣室はスタメン、サブ組で分けたりするなど、距離を保つようにする。
・入場時はエスコート等は無し、別々に入場し、ボールは試合前、試合中も消毒する。
試合中
・交代選手がベンチにいる際は1人2,3つ利用など距離を開けて座り、選手・スタッフ共にマスクを着用する。
・メディカルスタッフはマスク着用、手指消毒、使い捨て手袋の使用やメディカルルームと選手の更衣室を分ける。(女子の場合、更衣室内で仕事をすることも多い。)
試合終了後
・滞在時間を極力減らしてシャワーは1人ずつもしくは家やホテルで浴びる。
練習の際
・全体練習の再開に向けて少なくとも2回テストを行い陰性の選手・スタッフが参加できる。シーズン再開の第1試合目に向けて7日前から隔離する。
・更衣室使用、滞在を最小限に抑え、ドアを開けるなどして密室にならないように注意する。(僕の所属するチームでは更衣室を使用していません。)
・ミーティングの際は距離を保ち、換気できる大きい部屋を使用する。食事をとる際は持ち帰りできるようにする。
メディカルスタッフとして
・メディカルスタッフが仕事をする際はマスク着用、手指消毒を行う。(1回ずつ交換できる使い捨て手袋でも可)
チーム内での対策として選手・スタッフ共にマスク着用しています。また、1回ごとに手洗いと手指消毒、選手にバスタオルを持参してもらいベットシーツ変わりにしてもらうことや治療後は毎回ベットの消毒を行っています。
ホテル滞在の際
・消毒薬の準備、マスクの着用、換気に気をつける。
・チームの滞在中は部屋の清掃は無し、タオル交換等でもホテルの清掃員と接触を避ける。
・食事の際はビュッフェ等は無しで、選手が来る前に取り分けて準備する。
・エレベーターのボタン等に手で触るのは避ける。携帯やタブレットなども他の人が使用しないよう注意する。
まとめ
箇条書きですが、練習・試合開催に向けた規則の内容を簡単に紹介しました。(かなり簡素化しています。)
その他に試合当日のメディアの入り時間、警察や救急隊など誰がどこに配置されるなどのレギュレーション、TV対応、日常での衛生対応、隔離措置などのコンセプトが紹介されています。
個人的には読めば読むほどそこまでして試合開催しなくても?と思ってしまいました。