同僚にほっていかれた話

2年前、車で1時間必要な練習場へ行くのに同僚のコーチと待ち合わせしてました。

集合時間は16時半。
僕は心配性だから16時過ぎには駅で待っていました。

約束の時間になり、通り過ぎる車に注意を払いながら待っていました。
とっくに時間が過ぎても全然来ません…

当時はドイツ語も全然できず電話はおろかメールすることすら億劫でした。
電話は今でも苦手。

それでもメール、電話で連絡を取ろうと試みたが全く繋がりません。
連絡取りようにも繋がらないなら待つしかないですよね。

1時間後の17時半まで待ちました。
もう連絡無いから帰ろうと思って駅のホームで電車を待ってるときに、監督から連絡が来ました。

今どこにいるの?

 

oma toshi
oma toshi

駅にいるけど。

 

A氏はもう着いてるけど、どうすんの?

 

oma toshi
oma toshi

ずっと待ってたんだけど、、、

 

そんなん知らない。

 

oma toshi
oma toshi

わかった。じゃあ行くから住所教えて。

あと携帯の充電あと10%だから。

 

理不尽な連絡が来てほっていかれたことが発覚。
怒って帰ってもよかったけど、このままじゃ舐められそうで悔しくて電車で行くことにしました。
待ち合わせ場所に行く前は1軍の選手を治療して最寄り駅まで送ってもらっているからアリバイは成立するのと連絡を入れた記録があるから絶対負けないと思ってました。

ここで問題が発生、携帯の電池が10%しかない。所持金20€しかないこと。
調べたら乗り継ぎ含めて1時間半必要なのと片道16€必要でした。

初めての場所に地図なしで片道切符で行くことに…
最悪、近隣の人に道を聞いてそれでも辿り着けなかったら知らない人に帰りのお金恵んでもらおうと思いました。
それくらい腹立たしいことでした。

携帯の電池を慎重に使いつつ向かいました。

駅まで迎えに行くから何時に着くか教えて。

 

と監督から連絡があり、何とか目的地まで辿り着くことができました。
夏の時期で20時、21時でも外はまだまだ明るかったのが幸いでした。
冬だったらと考えるだけでもゾッとします。

監督と合流したときには

お前めっちゃいいやつやな。

と言われましたが、「そんなの知るか。」と心の中で思っていました。
おそらく僕が1軍の選手を治療して現場に向かったことを知ったのでしょう。

練習場に到着してほっていった同僚からはごめんねと言われましたが、そんなことどうでもいいくらいお腹が空いていて言い返す気にもなれませんでした。

その日は選手と監督は練習場に泊まる予定だったので、夜飯はBBQをして僕の分のもありました。
イライラしていたのもありステーキ3枚とポテト食べたら、後々めちゃめちゃ食べるキャラになってしまいました。

その後何か月か経って僕をほっていった同僚は個人的な事情でチームを離れました。
当時の監督とも未だに連絡を取り、いつも助けてくれる存在になりました。