ドイツで就労ビザ申請 ~副業がある場合~

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本業と副業での申請

現在は日本食れるトランと1.FFCフランクフルトの両方で働いています。
仕事が2つある場合、就労ビザって取れるのか疑問でした。

ワーホリを終えてドイツに残る選択肢はフリーランスビザ、会社から雇われる就労ビザ、大学準備ビザです。
規模の大きさからサッカーチームからフルタイムで雇われるのは厳しいと感じていました。

生活するには収入がないと生活が苦しいので大学準備ビザは選択肢に無く、フリーランスビザもしくは就労ビザということになります。

フリーランスビザを取得すれば申請した内容でないと仕事できません。
例えばマッサージ師で申請すればマッサージ師としてだけの仕事になります。

ドイツに繋がりも少ない、ドイツで有効な資格もない状態で人の身体に関わるような仕事を継続するのは難しいと思い解決策があるかビザ関連を取り扱っている弁護士に相談しました。

就労ビザのほうがフリーランスビザより比較的容易に申請できる。

許可が下りなかった場合にフリーランスビザ申請のほうが良い。

とアドバイスをもらい、内心は本間かなと思いつつとりあえず申請することにしました。

ドイツは本業以外に副業で月450€なら副業分は税金が掛かりません。
450€以上稼ぐとさらに高い税金が課されます。

例えばひと月1000€稼ぐ場合(月1000€=10万の収入で考えたらわかりやすいです)
・本業の場合
約200€が税金、手取り額は約800€
・副業の場合
約300€が税金、手取り額は700€

*収入が多い仕事を本業として申請します。
*住む地域にも保険の種類にもよって変わるのであくまで目安です。

ドイツ税金安くない?と思う方もいるかもしれません。
そんなことはないです。月々収入1000€なら生活はかなり厳しいです。
月々2000€稼げば税金は約600€、手取り1400€になります。

税金の仕組みは日本と似ていて、会社が半分負担します。
誰も高い税金を払いたくないですよね?
なので副業は450€に抑えることが多いです。

僕はチームからは副業として450€以内で税金が掛からない範囲で給料をもらい、本業として日本食レストランで就労ビザを申請することになりました。

申請がうまくいく保証はなく最悪帰国ということも視野に入れていました。
6月末に就労ビザ申請をして仮滞在ビザ3カ月を取得しました。

こういう複雑な状況だったのでオーバーステイしたときは本気でビビりました。

1日オーバーステイして強制帰国かと思った話

ビザ受け取りが9月中旬でしたがそれまでは気が気ではなく、仕事も手につかずミスばかり。
自分の心の状態がもろに仕事に影響するんだと実感した2カ月でした。

就労ビザ申請規定額

どのくらいの収入があれば就労ビザが降りるかという話です。
僕はフランクフルト郊外で就労ビザ申請しました。

就労ビザを取得した方々に話を聞くと給料はバラバラ。
最低賃金はあると思いますが、おそらく家賃と給料が加味されているのではないかと思います。あくまで考察です。
勤務時間は見られます。超過するならこれは時間が多いと言われます。
僕が別案件で問い合わせた時、仕事時間が多すぎると言われました。
その時は週50時間に達しそうでした…

大都市に行けば家賃は高くなります。
フランクフルトでは450€が相場もしくはもう少し高いくらい。
家賃が高い分収入も一定以上ないと暮らしていけません。

そういうこともあり大都市のほうが小さな都市よりも基準は少し低いと思います。
小さな都市だと仕事が少ないという事もあるので仕事を見つけるのは大変かもしれませんね。

一番の方法手っ取り早い方法はその土地の日本企業の方にどれくらいの給料を目安として就労ビザ申請をしているか聞くことです。

僕は本業と副業を合わせた金額でおおよその規定額に届くように設定し、無事に申請は通りました。

*あくまで経験の話で、毎年法律は変わり、外人局の担当官によっても変わるので保証はありません。