ドイツで部屋の壁塗り(買い出しから塗装まで)

ドイツでよく聞くのは退去時の壁塗りですか、今回は入居前に時間があったので壁を塗りました。

 

特に塗らなくてもよかったのですが、一度壁をキレイにしたいと思い挑戦することにしました。

 

はじめてのことなので、YouTubeやブログで予習しながら取り掛かり、大家さんの助言を聞いたりもしました。

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買い出し

先ずはホームセンターで買い出しから。

・マスキングテープ
・保護用ビニール
・塗料(Arpinaのもの)
・ペイントローラー大
・ペイントローラー小(あると便利)
・延長棒
・刷毛(塗料を混ぜるのに代用しました)
・パレット
・ローラーネット
・床の保護マット(大家に借りました)
・脚立(大家に借りました)
パレットはあれば使い勝手が良いですが、なくても大丈夫です。
また、塗装セットは持っている人は多いと思うので、延長棒や脚立など借りられるものは借りるのが良いでしょう。
知らず知らずのうちにどこもかしこも汚れるので、長袖長ズボンや、手袋をしながら作業したり、汚れた場所を掃除するのにもタオルがあると便利です。

塗装の準備

その日に塗る場所を全てマスキングしてから塗装に移ると効率的に塗装できます。

 

 

マスキングテープでコンセントや足元の幅木をカバーし、窓枠や扉には保護用ビニールを使って塗料が掛からないように完全にカバーします。

 

 

コンセントはドライバーで取り外した方がよりキレイに塗装できたり、幅木のところはビニールを付けるなどすれば床が汚れないので掃除の手間を省くことができます。

 

 

床には保護用マットを敷いて、床の汚れを最小限に抑えましょう。

 

 

ちなみに、僕は天井と壁の境目を塗るときに天井側に塗料が付かないようにマスキングテープを貼りました。

 

 

はじめはテープなしで塗っていましたが、何度か塗っている内にローラーが天井に当たったり、塗料が乾いたときに壁との境目にムラがあったりしたので、天井を気にせず塗れるようにテープを貼りました。

塗装の前に

塗料、ローラー、刷毛、ローラーネット、延長棒、脚立、水を準備しましょう。

 

水??

 

そう、水があれば楽に作業ができます。

 

はじめは塗料を直で壁に塗っていましたが大家から、

 

「塗料を水で伸ばしてないやろ?」

 

と言われ、疑問が解決しました。

 

直塗りだと塗料を伸ばすのにかなり体力が必要なのと、塗料の入れ物におおよそどのくらいの面積が塗れると書いているのに塗料が無くなるのが早いと疑問に思っていました。

 

そして、塗るだけなのにとてもへとへとになっていました。

 

改めて確認すると、内容量のmax5%まで水を入れて良いと記載されています。

 

5%の記載がありますが10%近く入れても問題ありませんでした。

 

原液のままだと塗料がほとんど伸びないので、目安は上から下までローラーで1回伸ばせるか伸ばせないかくらい水を入れると良いと思います。

 

 

結果的に8%前後の水を入れるくらいがちょうど良いかと思います。

 

 

絶対必要な過程ではありませんが塗料を水で伸ばすと、とてもスムーズにムラも少なくなりました。

いざ塗装

メインの塗装です。

 

正直なところ、塗装するまでの準備でそれなりに時間がかかって疲れます…

 

先ずは部屋の角や窓、コンセントの周り、幅木、天井との境目など細かい所を刷毛で塗ります。

 

 

刷毛で塗るにもしっかりと塗料を付けないと乾いたときにムラになっていたり、とても伸ばしにくかったので、後に小さいペイントローラーを買い足しました。

 

 

そのおかげで、格段に伸ばしやすくなり、作業も早くなりました。

 

 

さらに、はじめは原液で塗っていたので塗り終えるとヘトヘトになっていましたが、水で塗料を伸ばすようになってからは疲労も半減しました。

 

 

細かい所が終われば、大きなペイントローラーを使って縦に上から下、横に左から右もしくは右から左と塗ります。

 

 

どうしてもペンキが足れてしまうので、高い所から始めて徐々に低くしていきましょう。

 

 

天井付近は横に塗るのが難しいので脚立に乗るか、延長棒で無理やり横に塗ることも出来ますが、脚立を使うほうがキレイに塗れます。

 

 

全て塗り終えたら塗装は終わりです。

塗装後

塗装終はマスキングテープや保護ビニールを剥します。

 

乾ききる前にテープを取らないと、壁にくっつくこともあるので注意しましょう。

 

マスキングテープを剥すときや用具を水洗いするときに、テープに付いた塗料が案外指や腕に付くので、気になるなら塗装開始から手袋をしておけばストレスが少なくて済みます。

 

 

最後にローラーや刷毛をお湯でしっかりキレイに洗います。

「もし直近で再度ローラーを使う予定がある場合、洗った後は乾かさずに水に漬けておくと、ローラーに塗料が入りやすいよ。」

 

とアドバイスをもらいました。

 

 

保護マットは塗料が乾いてから片付けをするのがおススメです。

 

 

塗料が保護マットに落ちているので乾いていないまま片付けると、マットについた塗料でさらに床が汚れることがあります。

 

 

「ここは保護用マットが敷いてあったのに何で汚れているんだろう…」

 

 

と片づける度に何度も思いました。

 

 

最後に掃除して壁塗りは終了です。

終わってみての感想

塗料を塗るまでの工程、終わってからの工程が想像以上に大変で、慣れると段々早くなり、時間も短縮されますがとても疲れました。

 

 

楽しみながら塗装しましたが、実際にやってみると楽しさ半分、疲れ半分といったところでした。

 

番外編(白色以外の塗料)

1つの壁をグレーにしようということで白色を塗った後にグレーを塗りました。

 

色を購入するには2つのパターンがあります。

1.出来上がったものを買う。

2.カウンターで注文する。

大家さんに聞いたらカウンターで注文するほうが良いと言われました。

 

というのも、出来上がったものを買う方が簡単ですが高いからです。

 

ぼくはカタログを見てカウンターで注文して色を作ってもらいましたが、2,5L が25€に対し、出来上がったものを買うと2,5Lが40€でした。

 

かなり値段が違いますね…

 

カウンターで好きな色と量を注文するとその場で作って混ぜてくれます。

右のグレーの機械で白色に混ぜる色の原液を入れ、Farbemischの機械で混ぜてくれ、作ってもらった色は水で伸ばさずにそのまま塗ることができます。

 

白色以外のものを買うときは是非カウンターで注文してみてください。