現在のチームで正社員として契約して9ヵ月が経過しました。
この短い期間でも後悔や失敗したと思うことがたくさんあります。
今回はメディカルトレーナーとしてどんなことが求められているのかを紹介します。
監督が求めていること
選手が試合に出れるか、練習に参加できるか。
当たり前のことですが、情報共有がとても大事です。
試合前日や練習直前に新たに問題が見つかることはたくさんあります。小さな問題でも監督に伝える、監督との関係を築かないといけません。
監督が試合のメンバーを決め、練習内容も考え、チームの責任を取ります。だからこそ情報を共有するほうが良いです。
こんなエピソードもあります。
○○が原因。と原因がわかっていても誰も解決できない。
監督が求めているのは原因の説明よりも、プレーできるかどうか。ということが再認識できた一例でした。
監督によってどんな情報を必要としているのか見極めないといけませんが、一番はプレーできるかということが大事です。
選手が求めていること
選手の問題(痛み)を解決すること。
なぜそうなっているのか、どうすれば良くなるか。ということを具体的に伝えて解決しないといけません。
選手によっては複数の人から治療を受けている選手もいるので、伝えるか迷う時もありますが、基本的には伝えるようにしています。
代表選手だと3人以上から治療を受けていたこともあり、さすがにそのときは何も伝えませんでした。
練習に参加できるかどうかの判断するのは難しいときもあります。
僕の感じたことや考えたことを伝えたり、
「練習に参加できそうか。」など選手の意見を聞くことも多いです。
「大丈夫。」という選手もいれば、
「わからない。」という選手もいます。
経験の有無や自分自身の身体のことをどれだけ知っているか、性格によって返答が変わることも経験しました。
監督が練習できるか?と聞くより僕から選手に聞く方が言いやすいこともあるでしょう。若い選手が監督には大丈夫と言う場面も何度か目にしたことがあります。
意思決定に関しては、選手の意見を尊重するようにしています。
メディカルトレーナーとして
監督と選手では必要な情報は違うことを認識し、使う言葉を変えないといけません。
小さな報連相でもできる関係性を作るというのも大事で、僕も失敗をたくさんしてきましたが、コミュニケーションの欠如によるものだといつも反省しています。
求められているものを提供する。
この人がどんなことを求めているのか、どんな言葉を掛けるのかなど、常にアンテナを張り巡らして求められるのもを提供できるよう努めています。
提供するだけでなく、求めていない情報を与えて教育するというのもここ最近は大事なんじゃないかと思うこともあります。
これはどの職種でも当てはまるでしょう。