以前からブンデス1部リーガはチーム数が増えるだろうとの噂がありましたが、先日、ドイツサッカーリーグ機構から今シーズンの女子サッカー昇格・降格の規定が変更になったと発表がありました。
僕が関わり始めた数年前に比べると、メディアで取り上げられる頻度も増え、観客数も増え、サッカースクールに参加する子どもたちも増えています。
こういった背景から、リーグ規定が変更になってもおかしくないと思っていました。
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1部リーグからの降格は1チーム、2部からの昇格は3チーム
25/26シーズンは1部リーグが14チーム(現在は12チーム)となるため、今シーズンの24/25シーズンは1部リーグからの降格は1チームとなり、2部リーグからは3チームが1部リーグへ昇格します。
そして、来シーズン以降は14チームでの戦いになります。
2部リーグからの降格、2部リーグへの昇格
これまで14チームで構成されてきた2部リーグですが、引き続き14チームでリーグ戦が行われます。
上位3チームは1部リーグへの昇格、下位3チームは2部リーグから降格となります。
チーム数を保持するために、5つの地域リーグの優勝チームは自動で2部リーグに昇格します。
これまで地域リーグから2部リーグへ昇格するには、昇格を賭けたプレーオフを戦い3チームだけが2部リーグへと昇格していました。
地域リーグで優勝しても2部には上がれないという状況だったのですが、24/25シーズンのみ優勝すれば自動で昇格します。
これは地域リーグを戦うチームにとって大きなチャンスで、昨今、ブンデスリーガに所属する男子チームが持つ女子チームが多く昇格しそうな予感がしています。
女子1部リーグを見ても男子ブンデスリーガ所属の傘下の女子チームが経済的にも優勢となっていて、順位に大きく反映しています。
そんな状況から名前の知れたチームが昇格してくるでしょう。
チャンピオンズリーグ出場枠の変更
これまでブンデスリーガからは最大で3チームが出場可能でした。
優勝者は本選から出場、2位のチームはプレーオフを突破すれば本戦へ、3位のチームはミニトーナメント、プレーオフを突破して本戦へ。
24/25シーズンからは1、2位は本戦出場、3位はプレーオフからの参戦と変更となりました。
これまでフランクフルトはリーグを3位でフィニッシュしてミニトーナメントに参加し、敗退したことも突破したこともあります。
リーグ戦がスタートする時期に行われるので、足りないものがあったり、慣れていないこともありバタバタします。
僕もミニトーナメントを経験しましたが、くじ引き次第では強い対戦相手と試合をすることや、連戦で負けたら終わりの中で戦うのはとてもしんどいです。
アーセナルやマンシティといったイングランドでもトップクラブがミニトーナメントで敗退したこともあり、僕は常図ねチーム関係者にはリーグを2位でフィニッシュしてプレーオフから参戦したいと言っていました。
先ずはブンデスリーガ3位以内に入るのが前提ですが、プレーオフからの参加となるのは嬉しいです。
まとめ
先日の女子ドイツ代表対女子オーストリア代表で4万人以上の観客が入ったように、女子サッカー界はドイツでも盛り上がってきています。
そんななかでのリーグ規定の改定がありました。
夏に行われるオリンピックでも良い結果を残し、注目度が高くなればさらなる発展に繋がるかと思います。