鍼は治療道具の1つです。
温熱療法、電気刺激療法、超音波療法、衝撃波療法その他の物理療法もあったり、ドクターが注射打つことも、指を使って治療することも、グラストンなどの道具を使って治療を行うなかに鍼が含まれるといったものです。
日本のように鍼灸師という確立した資格がドイツに無いのも、あくまで目的によって使い分けることを前提にしているからではないかと最近は思います。
そんな中でもドイツ人はAkuqunkturとDry Needlingを使い分けていると最近気づきました。
ドイツ人から見たAkuqunkturとDry Needling
経穴と呼ばれる「ツボ」に対して鍼を入れ、一定時間鍼を入れたままにしておくことをAkuqunktur。
トリガーポイントと呼ばれる「押すと痛いところ」に鍼を入れて刺激することをDry Needling。
というように使い分けている印象です。
僕が行っている鍼は日本でよく行われているような、トリガーポイントに鍼を入れて一定時間置いています。
これは分類しずらいですが、どちらかと言えばAkuqunkturになるのではないかと思っています。
ドイツではハイルプラクティカーがAkuqunkturを、理学療法士はDry Needlingの講習を受けることが多いのではないかと思います。
今までに理学療法士がAkuqunkturをしているというのは聞いたことがありません。
鍼を使うとき
仕事中にバンバン鍼をしている。というわけではありません。
選手の訴えがなかなか取れないとき、長い間続いているときに鍼を使います。
鍼をし終えた後に、「この感じは指や他の方法じゃ出せないな」と感じることが多いです。
それで問題が解決するかはまた別の話ですが、筋肉の緊張を取るという面では直接刺激できる鍼は効果が期待できます。
まとめ
今回は最近感じたドイツ人がAkuqunkturとDry Needlingを使い分けているということ、僕なりの鍼の使い方を紹介しました。
鍼はリスクもあるので場所や本数など最小限でしていますし、積極的には行っていません。どちらかと言うと最終手段に近いような形で行うことが多いです。