身体をケアする立場から受ける立場になる

先日、ドイツで指圧療法を勉強した方の施術を受けてきました。

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身体のケアを受ける立場になって気付くこと

身体に携わる仕事をしている人は自分自身が他の人のサービスを受けることは案外少ないです。

僕が日本にいたときに自分からお金を払ってサービスをうけることは数えるくらいしかありませんでした。
今思えば月に1回は色々な治療を受ければよかったと思っています。

別分野の治療法を知ることができる
今まで知る機会もなかった治療法に触れることは大切。
こういうやり方もあるのか、取り入れたいなと思うこともあります。
その逆で、ちょっとこれは…と思うこともあるでしょう。
 
いつも僕は新たな治療法に出会うことが多く感動しています。
 
患者さんとの接し方を客観的に考え直すキッカケになる
受ける立場になって感じることは、実際の患者さんが感じることでもあります。
痛みを抱えていると誰しも不安になります。
その時に説明を丁寧に受ければ不安も和らぎ、リラックスできます。

治療を受ける立場になることで説明されると安心すると感じることがありました。
その体験を自分が治療・ケアするときに活かせることができるはずです。
 
効果を実感できる
先日、指圧療法を受けた際に治療中に肩が軽くなったのに気づきました。
僕は普段そういったことができているのか。
とそれ以降考えるようになりました。
 
治療・ケアする立場の人間が良くなったことを実感しても、受ける立場の患者さんが実感していないと自己満足になってしまいます。
 
身体の感覚を研ぎ澄ませ、言葉で表現する練習
治療を受ける立場になると、
今何が体の中で起こっているのか。これからどう変化するのか。
を考えるようになります。
 
その感覚を言葉で説明できるというのは最も大切。
言葉で説明できれば、ケアをする立場になると治療に対して相手にどう感じてほしいかが明確になりません。
それが相手によっては不快に感じることもあるので、細かい修正ができるようなります。
 
僕はまだまだ感覚は鈍いのでもっと治療を受けないといけません。
いづれはドイツ人とドイツ語で共有できるようななればないいなと考えています。

身体のケアを受けるよって還元できるか

一番大事なことは目の前にいる人に還元できるかどうか。
客観視するということも含めて提供する立場から、提供される立場に立ってみることも大事なのじゃないかと思っています。

技術以外の部分も大切だと実感するこの頃。
お店の雰囲気や料金、内容も含め今まで体験したことのない新しいことをするのも良いと思います。