ドイツで働くにあたって驚いたことは、週何時間勤務かが契約に明記されることです。
日本でフルタイムの正社員と言われるのはドイツでは週40時間とされています。(週35時間はおそらく入らない)
会社にも仕事にもよりますが、週20時間、30時間などのパートタイム契約などもあります。
実際に僕は週20時間の契約をしたことも、週30時間の契約を交わしたこともあります。
今回はドイツでの働きかたを日本と比較しながら紹介します。
働きかたを交渉できる
労働契約を交わすときに、働きかたを交渉できます。
それが、新卒だろうと変わりはありません。
僕が働くチームとの交渉の場では、週40時間のフルタイム契約になると言われました。
しかし、副業のマッサージの仕事を続けたかったので交渉しまし、他のコーチ・スタッフは副業していないと言われましたが、結果続けることができています。
特に新卒だと、日本では交渉することが難しい場合もあるかと思います。
友人の場合、
有給休暇以外にも欠勤扱いになる休暇を取りたい。
と交渉し、労働契約を結んだ人もいます。
自分で選択するという感覚は日本よりも強く、1年しか働いていなくとも、思っていたのと違うから転職というのも珍しいことではありません。
時間が少なくなれば給料も少なくなる
給料をそのままに、時間を短くするとういう美味しい話はありません。
時給で換算して週20時間、30時間と給料に換算されます。
1時間15€だと、週20時間月1200€。
1時間15€?は高給!と思われるかもしれませんが、日本で正社員として月25万を稼ぐなら時給換算すると1500円弱。
日本とは容易に比較できないですが、妥当ではないかと思います。
ドイツは残業が無い?
ドイツでも残業はあります。
残業に対しての考え方は会社によっても違います。
身近なドイツ人でドイツ企業で働く人でも1日14時間働いている人もいます。
絶対に終わらせないといけない仕事がたくさんあり、人がいない分働かざるを得ない状況です。
その一方で残業時間をコントロールしている人もいます。
2時間残業したから、別日に2時間早く仕事を終わる。
などコントロールできる会社もあります。
残業があるかないか、残業代があるかないか、というのは会社によって違うのが現状です。
もちろん、
「これは私の仕事じゃない。」
「今やることがあるから。」
といって断る人もいます。
まとめ
ドイツは働きかたを選びやすい環境だとは思いますが、一概に日本と比較することはできません。
僕も自分の仕事じゃないことを引き受けることもあります。
しかし、隣で自分の仕事の枠を超えて何十時間も働いている人を見ると、助けないといけないと思ってしまいます。
その折り合いが少し難しいです。