何人かのドイツ人同僚が体をマッサージするのを見てきました。
ここは日本人とは違うと感じたことを書いていきたいと思います。
日本とドイツのマッサージってどう違う?日本編
指圧に近いマッサージ
日本でマッサージを連想してもらうと、大勢の方が身体の気になる部分やその周辺をグーっと押してくれるイメージを持たれているのではないでしょうか。
整骨院で勤務する前はリハビリの仕事をしていましたが、自分の手で施術するということはありませんでした。
整骨院に入社し、始めたての頃は特に練習がキツかったです。
指に体重が乗ってない、指のあたる面積がせまい、ベクトルが違う等のアドバイスをもらいまし、親指も痛くなってきました。
その経験があってこそ今ドイツに残れているわけですが、当時はこんなにキツイのかと思いました。
受け手が気持ち良い、リラックスできる程度の強さで行われることが多いと思います。
マッサージする側は全身を使って行うので、姿勢が悪いと腰が痛くなったり指が痛くなったりすることもあるかと思います。
それが続けば指が変形していきます。
こういった経験から日本人は体に負担がかかる方法でマッサージをしているのではないかと感じます。
東洋思想に基づいて、問題になっている場所が原因とは限らない。
と考え仮説と検証を繰り返しアプローチしていく印象があります。
例えば、足つぼや耳つぼ、頭皮マッサージ等。
日本とドイツのマッサージってどう違う?ドイツ編
オイルを使う人もいれば使わない人もいます。
ヨーロッパではオイルマッサージが主流のイメージが強いかと思います。
僕が見てきた中ではオイルを使う人のほうが多く、抹消から中枢に向かってマッサージすることが多い印象です。
そのせいもあってか、受ける側は下着姿になります。
中には指圧のようなポイントをグッと押すマッサージも行っている人もいます。
特に見てて感じるのは、手のひら、指、肘などあらゆる場所を使うこと。
力強く、指に体重を乗せて行う人もいるのであくまで印象ですが。
受け手が気持ち良い、リラックスできるように心掛けているのかは疑問に思います。
西洋思想に基づいて、問題となっているところが原因。
との考え痛い場所にアプローチすることが多い印象があります。
まとめ
根本的な考え方の違いによりマッサージの方法も違います。
日本のストロングポイントは繊細さです。
繊細さに関してはドイツには負けないのでもし日本以外で仕事をしたいと考えるなら、強みを発揮できるように言葉の壁をクリアすることが近道だと最近つくづく思います。