アウェー試合当日の仕事、出発から試合終了まで

リーグ再開戦は0‐2で敗戦でした。

前半開始早々に失点してしまったのと、ゴールに繋がるパスの精度も相手の方が上回っていました。

今回はアウェー試合のときの仕事を紹介します。

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出発~試合会場到着まで

ホッフェンハイムなどバスで1時間半くらいの距離だと当日いどうですが、ほとんどの試合は前泊です。

移動中に軽食を取れるように出発までにパン、チーズ、果物などの買い出しを済ませます。

「残るだろうな。」と思っても少ないよりかは良いので少し多めに買うようにしています。

出発直前は選手も含めてバスに荷物を乗せ、ぼくが荷物の最終チェックをしています。

荷物がすべて乗っているか、すぐ心配になり、落ち着かなくなる性格なのでチェックリストを作成して利用しています。

一度ボールを忘れかけたこともありました…

【チェックリスト具体例】
・フィジオボックス
・アイスボックス x 2
・試合時の救急バック
・マッサージベット
・ドクターバック
・ドリンクボトル
・ドリンクボックス etc….

その他にもユニフォームや作戦盤などもチェックリストに入っています。

バスの積み荷が完了したらすべてチェックして出発です。

チェックしても不安になり、もし忘れてたら誰が持ってこれるかといつも考えています。

試合会場に到着すれば荷物を全員で降ろし、ぼくが最後に忘れ物がないか確認して更衣室へ向かいます。

到着~試合開始まで

試合会場へ到着すると、更衣室の大きさをみて、どの辺にドリンクを置くか、などの配置を考えます。

ものを取りやすく、歩くのに邪魔にならないかなどを考えながらものを置きます。

一度訪れたことがある場所がほとんどなので、おおよそのイメージはできますが、更衣室がとても狭かったりすると苦労するときもあります。

場所を考えながら、他の理学療法士と手分けしてドリンクの準備に取り掛かります。

【ドリンクセット具体例】
・ハイポトニック飲料
・BCAA(アミノ酸)
・カフェインショット
・エネルギーバー

いつもこのセットを準備しています。

準備を終える頃には、選手がテーピングしてほしい、絆創膏が欲しいなど来る時間帯になります。

それと同時に靴下が欲しいなども言われることもあるので、普段の練習で僕だけが処置している選手でない限りは他の理学療法士に任せて、ぼくはいつでも動けるようにしています。

男子チームと違って毎回テーピング、ストレッチ、マッサージが必要だという選手はいないので、試合時に必要なものを整えるなどのある程度の準備が終われば休憩しています。

ウォーミングアップが始まれば人手が足りてなさそうなところや、ボールが無くなりそうなところを見ながら、必要であればグラウンドへ行きます。

ウォーミングアップが終わりに近づけばドリンクを回収します。

試合中~試合後

試合中は選手の動きをみながら、すぐに対応できるようにしています。

水が必要な選手や、交代した選手の防寒、他の理学療法士が選手の処置中に試合が続行されている場合はピッチ上でアクシデントが起こらないよう気をつけています。

試合後は必要な選手の処置は他の理学療法士に任せて、片付けをメインに行っています。

最後に忘れ物がないかチェックしバスに乗り込んでフランクフルトへ帰ります。

その後、到着するとユニフォームを洗濯機に入れて帰宅です。

まとめ

今回はアウェー試合時の仕事について紹介しました。

試合時のアクシデントに対する処置はコミュニケーションがスムーズにできるドイツ人に任せ、ぼくはそれぞれが滞りなく円滑に回るように仕事をしています。

車にバナナを放置していると夜中に凍るというアクシデントもあり、昨日経験してみて、近郊だとは言え前泊なしで試合を行うのは準備を含めてとてもハードでした。

随時訂正、写真等アップしながら更新します。