ついに、家に鍵を忘れて締め出しをくらいました。
ドイツの自宅の鍵は日本のカギとは違い、オートロック式。
玄関のドアを閉める前に、必ず鍵を持っているか確認しなければいけません。
先日は、一日の予定を考えながらスーパーに行こうとドアが閉まったとたん、
あ、鍵を忘れた。
と気づいたときにはすでに遅く、手持には財布しかありません。
同居人も仕事で帰ってくる気配がありません。
うまくすればカードで開けることができますが、やり方が分からないので、隣人のベルをならしてみることに。
隣人に助けを借りる
かくかくしかじか事情を説明し、知恵を借ります。
業者に依頼すると、ドアを開けるのに1回2万ほどの料金がかかる(安いとこもあるかも。)ので最終手段として取っておきたいところ。
大家に連絡して合鍵があるか聞いてみる。
施錠はしたの?
してないです。
施錠をしてると自力では開けることができず、鍵ごと変えなくてはいけません。
例えば、施錠して旅先でカギを無くすと、鍵ごと変えなくてはいけません。
そうなると高額な費用がかかります。
そうこうしているうちに、大家は合鍵を持っていないことが判明。
カードでも開けれるんじゃない?
そう言われてカードを渡されますが、お互い開けたことがないのでわかりません。
携帯もなく調べることができないので、想像でやってみますがうまく行くはずがありません。
隣人が上の階に住んでいる人に事情を説明し、開けれるかどうか聞いてくれました。
上に住んでる人、開けれるって!
そうこうしているうちに、助けが来てくれました。
隣人が隣人を呼ぶ
今まで数々のドアを開けてきたよ。
と自作の針金を片手に、教えてくれました。
これは期待できる。
鍵の位置さえわかれば開けれるんだけどなあ。
と言いながら格闘すること5分…
「カシャッ」
おしい!!
鍵の位置は把握できた!
あとは運が必要!
その後、何度かカシャカシャする音は鳴りますが、開くまでに至りません。
この若い男性(僕のこと)は幸運をもってるかもよ。
と言われたので、僕も見よう見まねで試してみることに。
案外硬いし、全然うまくいかん。
と思いながら選手交代。
家の鍵の位置を測って来る。
と言い残し、いったんその場を去ります。
さらに大家が到着。
位置は間違いない。あとは運次第!
と更に格闘すること15分。
開きました!!
小さな歓声が上がります。とりあえず一安心。
上の人にはお世話になったので、ビールをプレゼントしました。
隣人の方とは、あまり話したことがありませんでしたが、これをキッカケに立ち話できました。
息子が上の階に住んでいて、4年前に引っ越してきたとのこと。
ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語を話せるそうで、英語に関してはドイツ語と同じように操れるとのことです。
40年前にフランス語とスペイン語を勉強したから今は自信はない。
どんな高等教育を受けてきたんだろうと思う反面、僕は英語はできず、ドイツ語で四苦八苦しているので泣けてきました。
その後、大家と
鍵を持たない大家が来た理由をここで知ります。
来年の6月か7月に改装したいとのことで、2~3ヵ月かかる見込みだそう。
なので、賃貸契約をそれまでにしたいと言われました。(現在は1年契約)
僕自身、新しい家を探していることもあり、口頭で承諾。
また新たな契約書持ってくるわー。と言われました。
毎年家を探しているような気がしますが、次こそは良い家が見つかるように切に願います。