7月24日から女子チームが始動しています。
24日、25日はメディカル、フィジカルチェックを行い、26日から初練習が行われました。
とは言っても、ケガ人が数人、19歳以下のヨーロッパ選手権に4人、ワールドカップに6人の選手がフランクフルトから参加しているので、練習では12人の選手しかおらず、2軍から4人の選手が1軍の練習に参加しています。
ワールドカップ組はいつから合流できるかわからない中で、これから9月に行われるチャンピオンズリーグ予選に向けて準備を進めています。
メディカル、フィジカルチェックは盛沢山
毎年項目が増えているような気がしています。
男子チーム、ユースチーム、女子チームでメディカル、フィジカルチェック内容を統一しているので、2日に渡って行わないと終わらない内容になっています。
内容としては、
・整形外科医による検診
・内科医による検診
・婦人科医による検診
・脳神経科医による検診
・歯科検診
・栄養士との面談
・スポーツ心理学者との面談
・アイソキネティックマシンでの筋力測定
・関節可動域測定
・呼気ガスを含めたトレッドミルでの乳酸測定と運動負荷試験
・垂直飛びなどの筋力測定
・ファンクショナルテスト
・反応速度の測定
・汗の分析
・視力、聴力検査
ざっと上げるだけでもこれだけあり、おそらく抜けている項目もあると思います。
実際にプランニングに関わったわけではないので知らなかった、自分で見ていない項目も多く、汗の分析などは選手を通じて知りました。
この検査を通して公式戦に出場するに当たっての必要書類を提出したり、選手のウィークポイントを炙り出してケガ予防に努めようという目的で検査が行われています。
例えば、
足首の可動域が悪いとなれば、メディカル側から足首の可動域をアップできるような運動を指導してくださいとアスレティックトレーナーに要望し、アスレティックトレーナーがエクササイズを指導する、選手に紙ベースでエクササイズを渡す。
ということを選手一人一人に向けて行います。
その結果、ケガを少しでも減らそうとしています。
僕の担当は関節可動域測定
昨シーズンは聴力、視力検査を担当しましたが、今シーズンは関節可動域測定を担当。
関節可動域測定は学生時代以来行っておらず、スムーズに行えるように2軍のメディカルチェックに見学へ行ったり、実際に何度か練習しました。
ドイツと日本の記録の仕方が違うことも今回初めて知ることになりました。
Null-Neutral-Methode(ヌルーノイトラルーメソッド)で記録してね。
と言われなんだそれは。と戸惑いましたが、準備期間があったのでそれまでに予習しました。
日本の場合、膝が伸びないときは
0°に満たないので膝伸展‐5°とマイナスで表しますが、
Null-Neutral-Methodeの場合はマイナスで表さず、
0/5/135と表します。(135は膝の曲がり具合)
0°に達しておらず、測定のスタートが5°からということで真ん中に5が記録するという方法です。
慣れれば問題ありませんが、準備期間である程度調べられたのでなんとか乗り切ることができました。