ドイツ、グラウンドの土は粘土質?

冬に近づくにつれて、グラウンドの状態も悪くなります。

プロのサッカークラブなどのグラウンドキーパーが在中し、毎日手入れをしているところはグラウンド性質も違うと思いますが、アマチュアクラブが使用するようなグラウンドは冬になればボコボコになります。

そんなグラウンドの違いを簡単に紹介します。

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冬になれば粘土状に

天然芝の土壌は冬になればぬかるみになります。

選手がプレーしているとあちこちでツルツルと滑っている光景を目にします。

こういう光景を見ると冬の到来を感じます。

日本とは降水量など気候が違うので粒子が細かい土壌ができあがり、水分を多く含んでしまうので冬になれば粘土質のような状態になるのかと思います。

気温が下がれば芝生も育たず、グラウウンドや芝生が凍っては解けるので土にも水分が溜まりやすい状態になってしまいます。

そんな状態でサッカーをすると、グラウンドがデコボコとなって修復が難しくなります。

実際に、冬になるとグラウウンドには穴が多くてボールがまっすぐ転がりません。

特に2月はアマチュアクラブのサッカーの試合だと、グラウウンドの状態が悪いので試合中止というのも日常に起こります。

こういったこともあり、人工芝で試合をするサッカーチームも多いです。

設備が整っているチーム

僕の所属チームにグリーンキーパーはいないので、フランクフルト市の職員が管理人の仕事の一環としてグラウンドを整備しています。

遠征等で試合に出かけたときに、このチームのグラウウンドはカーペットのようにきれいに整っていると感じることがあります。

そのチームは、ヴォルフスブルクのAOKスタジアムとバイエルンミュンヘンのバイエルンキャンパスです。

その二つのチームはいつもきれいな芝生に整えられています。

出来合いのロール状のものを取り入れて管理したり、

Grassode – Wikipedia

人工のソーラーシステムを使用して芝生を管理しています。

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先日のアウェー戦のヴォルフスブルクでスタジアムの横に併設されたグラウンドで、人工のソーラーを使用して芝生を育てていました。

やはり、資金のあるクラブは違うなと感心させられました。

まとめ

冬になるとグラウンドの違いを特に感じます。

ヨーロッパとして一括りにされて話されることが多いですが僕の住むドイツでは、ぬかるみのように粘土質のグラウンドが多く、冬になると人工芝グラウンドで練習するチームも多いです。

資金のあるチームは独自のグラウンドを所有していると思いますが、市から借りているというチームの方が多いのではないでしょうか。

競技としてだけでなく、娯楽としてのスポーツというのが根底にあるのでグラウンドの数も多くあります。