新たな同僚と働くようになってから、僕に足りていなものも気づくようになりました。
それは技術だけが必要ではないということです。
「当たり前だ!」と思う方はたくさんいるでしょう。
外国人としてドイツ人に負けたら職を失う。
ということを考えながら普段は仕事をしていて、技術も負けない!なんて意気込みながら仕事をしています。
でも実際は、ドイツ人が当たり前に行っている技術以外のこともたくさん必要になってきます。
説明する
どういう状態か、どう考えるか、どういうことをするかを説明します。
難しく考えずに思っていることを端的に説明することはとても大切です。
治療を受ける側に回ると、説明なしに始まると「何が始まるんだろう?」と感じてしまいます。
物事をハッキリ言う文化の中では「今日はここだけでいい。」と受ける側から言われることもあるかもしれません。
そういったこともあり、なにを始めるかを伝えるように気をつけています。
変化を感じてもらう
良くなった。軽くなった。を感じてもらえるように。
ここでは必要最低限の技術も必要になってきます。
治療、マッサージを受ける前と受けた後ではどのように変化したのか。を受ける側にも感じてもらわなければいけません。
選手が話している内容を聞いていると、
「あの人は手を置いているだけで、なにをしているのかわからない。」
といったことを話しているときもあります。
もともと強いマッサージを受け慣れているということもあって、弱い刺激には満足しないのと、受けた後の変化を感じれていないというのがあるでしょう。
おそらく、治療をしている人は変化を感じていて、治療を受ける人が変化を感じ取れる身体になっていないのが本当なところだと思います。
変化を感じ取れるように意識を置いてもらい、感じ取れる身体を作っていくのも必要になって来るでしょう。
変化を感じてもらえるように、治療前後で比較し、伝えることも大切です。
提案する
これからの道筋を提案する。
治療が終われば終わりではありません。
どういうことに気をつけてほしいのか、どのくらい様子をみるのか。など提案します。
受け入れるか受け入れないかは相手次第ですが、良くなる道筋を見せるというのも必要です。
具体的には、
「今日はこういうことをしたので、もしも続くようなら次はこういうことをしよう。」
といった提案です。
「あと少なくとも〇回は必要です。」
という言い方はセールスみたいで好きではありません。
決めるのは治療を受けている人。ということを常に考えています。
そして、提案できる量を増やすというのも必要になります。
まとめ
一見簡単そうに思いますが、できていない時もあります。
治療中に覚えていても、治療が終われば忘れているなんてこともあり、反省ばかり…
ブログに文字として書くことで忘れることも減るかと思い今回は記事にしてみました。