言葉が通じない中で身体を触る

仕事では日本人の身体に触れる機会はありません。

いつまで経ってもドイツ語はカタコトで、伝えたいことを正確に伝えることは現段階では難しいです。

上手くいかなくても、言葉で相手を納得させることも難しいです。

そんな中、日本人の方を治療する機会があり、前に比べて成長したと感じることができました。

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感覚がさらにアップ

言葉が通じない中で身体を触るときに大事にしていることは、感覚です。

指の感覚だけではなく、持ち上げたときの重さや、動かしたときのつまり感などを意識して感じるようにしていて、そういった感覚でドイツ人と違いを出そうと心掛けています。

日本人の方を治療している時に、「前よりも感じれることが増えている」と、ふと感じました。

チームでも、診療所でも、身体を触るときは直接皮膚に触れます。

日本のようにジーンズの上からや、タオルを掛けた上から身体を触ることはしません。

そういった受ける側の環境の違いや、言葉の壁から、感覚が磨かれやすい要因になっているかと思います。

どう伝えたら良いかわからない

上手く伝えれないことも頻繁に起こります。

日本語では話せるけどドイツ語で話せないパターン、日本語でもまとまっていないパターンの2つがあります。

日本語では伝えることができるときは、だいたいドイツ語でも伝えることができます。

しかし、日本語でまとまっていない時は伝えることができません。

微妙な感覚、感触を表現するにはそれを言葉にできる日本語力も必要になります。

ドイツ人理学療法士が流暢に説明しているのを横目で見ると、ちょっとうらやましいと思うこともあります。

まとめ

言葉が通じない中で身体を触ることで、感覚をより磨きやすい環境だと最近思うことがありました。

ドイツ在住5年目にして、仕事面で少し成長を感じた部分でもあります。

感覚の部分だけでなく、結果もついてくるように追い求めていきたいです。